ことばや
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ことばに関することはなんでも請け負います。だから、ことばやです。広告コピーから取材、インタビュー、映画のレビュー、などなど。時には小説も書きます。節操はありませんが、腕はそこそこあると思います(笑)。
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ペナントレース終了。たった1つのマジックを消せなかったのはなぜ?
https://www.kotobaya.com/147860.html
10月2日(日) パ・リーグの2022年のペナントレース 全日程が終了しました。まずは、 オリックス・バファローズの皆さん 2連覇おめでとうございます!!終盤、直接のライバルに対し、 3連勝で圧倒したこと、お見事でした。 相手にマジックが点灯しようと、 そのマジックが1になろうと、 自分たちを信じて勝ち続けた。 その気持の強さ、さすが前年王者です。 まさに、勝つべくして勝った。 そう思います。まあ、終盤でオリ様に3連敗を期し、 マジック1を減らせずに敗退したのは オイラが応援するチームなんですけ...
ことばや
2022-10-04T11:41:02+09:00
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ハッピーエンドの続き~ Someday My Prince Will Come ~
https://www.kotobaya.com/147212.html
シンデレラは 王子様といつまでも幸せに暮らしました。 めでたし、めでたし。ハッピーエンドのその先は、 おとぎ話に書かれていない。 「いつまでも」なんて言うけれど、 永遠の幸せなんてないことを、私は知っている。ひと目惚れなんて熱病のようなもの。 一瞬で燃え上がり、一瞬で冷めてしまう。 あるいは、ゆらゆらと不確かな陽炎のようなもの。 あっけなく、跡形もなく消えていく。きっと、 シンデレラに魔法をかけた魔女も知っていたはず。 彼女の幸せがお城になんてないことを。きっと、 シンデレラに夢を見せた王子様も...
ことばや
2022-09-06T12:52:49+09:00
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リグレット~After You've Gone~
https://www.kotobaya.com/146842.html
別れが私の心に芽生えた日から、 私はずっと後悔を繰り返してきた。 決断できずに、立ち止まったままの私に 「どうして別れないの?」 もうひとりの私が問いかける。 それに答えることも、一歩踏み出すこともできず、 私は毎日、後悔の日々を送っていた。キミが僕に別れを告げた日から、 僕はきっとキミが後悔するとわかっていた。 だって、キミは知っているはずさ。 僕ばどれほどキミを愛しているかを。 そしてキミが、僕への変わらぬ愛を誓ったことも。 だから、僕は思うんだ。 キミは今ごろ、後悔の日々を送っているだろう...
ことばや
2022-08-23T23:46:06+09:00
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境界線
https://www.kotobaya.com/146749.html
ふたりの間には、見えない境界線がある。 それを引いたのは彼女。 はみ出さないと決めたのは彼。 つまりは、ふたりとも臆病者なのだ。境界線を一歩踏み出せば、 もう、友だちには戻れない。 恋へと進んでしまえば、 もう、引き返せない。 だから、ふたりは足踏みをするばかり。このままでいいの? と彼女は迷う。 このままでいい。 と彼は言い聞かせる。境界線のあちらもこちらも 同じ想いがぐるぐると堂々巡りをして 抜け出せない袋小路に迷い込む。何ともじれったいふたり。 ねぇ、恋に終わりがあるなんて、 いったい誰が...
ことばや
2022-08-19T12:00:00+09:00
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彼女は気まぐれ~Night and Day~
https://www.kotobaya.com/146689.html
彼女は気まぐれ。 約束もなしにふらりとやってきて僕に愛をねだる。 いつも突然で、一方的で、 けれど、そんなところもとても可愛い。彼女は自由気まま。 隣りにいる僕を気にも留めない。 自分の好きなことに夢中な彼女を 振り向かせることは至難の業。 さて、今夜はどんな手で彼女の気を引こうか。気まぐれで自由な彼女が 僕だけのものじゃないって、知っている。 無邪気に愛をねだる彼女にとって 僕が一番じゃないことも、知っている。 それでも僕は、彼女を手放せない。 逢えない日の寂しさは、 こうして逢える日のうれし...
ことばや
2022-08-16T19:47:32+09:00
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「愛するキミに~Gee, baby~」
https://www.kotobaya.com/146553.html
彼はひざまずいて愛を乞う。手には大きなバラの花束。 ここで、頬を染めて恥ずかしげに笑って見せれば きっと可愛いオンナなのだろう。けれど、私はそっけない態度を返す。 戸惑っているわけではない。 どうにも退屈で、なんとも面倒くさくて。 思わず、 ため息をつきそうになるのを隠しもせず、 彼を見おろした。それでも彼の表情が曇ることはない。 「愛するキミに」と 瞳に熱を宿しながら、美しく微笑むのだ。誕生日には、贅沢すぎるひとときを。 クリスマスには、完璧なエスコートを。 なんでもない日にも、高価なプレゼン...
ことばや
2022-08-09T18:16:29+09:00
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第101回~第150回
https://www.kotobaya.com/146369.html
第101回「いつもありがとう」って、恥ずかしいから小さな声で。 でも、そう思っている気持ちは言葉で表せないくらい大きいから。 「何か言った?」「なんでもない」我が家は今日も平和です。 第102回穏やかな笑顔が好きだったけど、もうお別れだ。 これからは、情熱的な瞳がボクを見つめてくれる。 さようなら、ハル。よろしくね、ナツ。 第103回ゆっくりと目を開けたキミはキョロキョロと周りを見回し、 ボクに目を留めると「おはよう」とにっこり笑った。 パタパタと動き出すまで約5分。起動速度は改善の余地ありかな...
ことばや
2022-08-06T12:35:44+09:00
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バラには水を
https://www.kotobaya.com/146360.html
昔、誰かが歌ってた。 バラに水が必要なように、詩人に悩みが必要なように、僕にはキミが必要なんだ。 あの頃は、ダサいって思ってた。女々しいって笑ってた。そんな歌を今さら思い出したのは、愛が枯れるのだと知ったから。 水を注がなければ、バラは枯れてしまう。そんなことは言われるまでもない。じゃあ、愛は?愛だって、注がなければ枯れていくのだ。 たとえば、ことばを。たとえば、視線を。たとえば、熱を。そんなこと、知らなかったんだ。 昨日まで、美しく咲いていたはずの愛は、もうとっくに枯れていて、色を失くし、香り...
ことばや
2022-08-05T16:11:31+09:00
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すべて昔のこと~I Remember You~
https://www.kotobaya.com/146299.html
昼間のスコールのような雨が、 街の澱みを洗い流してくれたのだろう。 いつもより星が多く瞬いている今夜の空。 それを見上げることのない私は、 めずらしい都会の星空に気づかない。もっとも、気づいたところで意味はない。 いつの頃からか、 この心はトクリとも動かなくなっているのだから。そして今夜も、私はそっと目を閉じる。一瞬の笑顔で、呆れるほどときめいたこと。 たったひとことで、全身が甘く痺れたこと。 その人を想うだけで、胸がきゅんと鳴いたこと。たしかに私は、恋をしていた。 けれど、みんな、みんな、はる...
ことばや
2022-08-02T19:21:09+09:00
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第51回~第100回
https://www.kotobaya.com/146233.html
第51回心の真ん中に居座って、いつまでも出ていってくれない。 何度追い出しても、戻ってきてしまうたちの悪い人。 あなたじゃない人に恋をする。それがささやかな私の願い。 第52回夢の中なら素直に言えるのに。照れずにまっすぐに心の内を。 いざ、キミを目の前にするとことばが出てこない。情けない。 そして男は、今夜も星に願う。夢で逢えますように、と。 第53回自分の指先すら見えないほど、深く濃い闇の中、 光を求めてさまよい歩いている。もう随分と前から。 出口はあるのだろうか。僕は…存在して...
ことばや
2022-07-31T11:48:05+09:00
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サヨナラを探して~Bサイド~
https://www.kotobaya.com/146066.html
いつものように差し出された手を 少し強めにキュッと握る。 わずかにピクリと肩を揺らした後、 あなたは何事もなかった顔で 私に向かい、目元を少し緩めた。「なあに?」と問えば、 「何でもないよ」と言う。 「そう?」と少し目を伏せれば、 「ただ、幸せだなって思ってさ」なんて 心にもないことを言う。私を見るあなたの瞳から 熱が消えたのはいつのこと? ふたりの関係が少し、緊張感を失くしたころ? それとも、あの人があなたの前に現れてから?すべてわかっている。 変わってしまったあなたの心も、 あなたが私に言い...
ことばや
2022-07-29T15:30:00+09:00
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もうひとりいた! この人のカバーは認めないよって勝手に認定した女性シンガー
https://www.kotobaya.com/146165.html
前回の「やっぱり大好き! 歌謡曲」で ちあきなおみさんと山口百恵さんの カバーは全否定、と書きましたが、 もうひとりいました。 カバーなんて認めないよってお人が。そう、アン・ルイスさんです!!!いやだって、 あのパワフルなのにセクシーな歌声 超えられなくないっすか? もちろん、カバーなので 歌う人の個性とかでアレンジして 新たな歌の魅力を引き出すっていうのも ありっちゃありなんですが。あの圧倒的な女王様感というか 絶対的なバブル感というか(笑) 唯一無二な存在感のアン・ルイスに よく挑む気になっ...
ことばや
2022-07-28T12:00:37+09:00
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バラ色の世界~Autumn Leaves~
https://www.kotobaya.com/146132.html
恋をすると、 世界はキラキラと輝き出す。 何の変哲もない街角が、 映画のワンシーンに変わる。 代わり映えのしない日常にすら、 心が躍る。 昨日と何ひとつ、 変わってなどいないのに。 恋をしただけで、 世界は一変してしまう。見るものすべてが美しく、 感じるものすべてに胸がときめく。 出逢うすべてのものに微笑みかけ、 ありとあらゆる感謝を捧げたくなる。控えめに言っても浮かれている。 その自覚はあるけれど、 愛おしい人と会えない日でも幸せで、 会える日ならなおさら、 楽しくて、うれしくて。 毎日が「好...
ことばや
2022-07-26T19:54:28+09:00
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負けてる印象しかないのに首位ターンの不思議
https://www.kotobaya.com/146109.html
昨日(7月24日)で ペナント前半戦が終了しました。 で、我がホークスはと言えば、 何と、首位ターンですよ。 え、あんなに負けてるのに??? というのが正直な印象。 実際、昨日も負けてるし、 何なら、バファローズとの3連戦は 1勝2敗の負け越しである。 なのに、首位ターン。 え、これ、どうなってんの????今年はなかなか、きちんと試合が観られず、 結果だけのチェックだったり、 Twitterのタイムラインをチラ見したり という程度なので、 前半のホークスを語ることはできないなぁ な状況なんですが...
ことばや
2022-07-25T14:29:31+09:00
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第1回~第50回
https://www.kotobaya.com/146090.html
第1回彼は待っていた。彼女も待っていた。 彼女からの「さよなら」を。彼からの「愛してる」を。 すれ違う心を知らぬまま、 今日もふたりは微笑み合う。 第2回真っ直ぐに伸びる道。背中を押すように風が吹く。 「こちらにおいで」と陽の光が手招きをする。 それでも彼女は、進むことも戻ることもできずにいる。 第3回「バカ…」と女心のわからない背中につぶやく。 素直になれない心を彼のせいにする彼女。 でも「バカ」の代わりに別の2文字が言えたなら、きっと…。 第4回「男なんて、みんな...
ことばや
2022-07-23T20:40:28+09:00
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サヨナラを探して~Aサイド~
https://www.kotobaya.com/146065.html
「サヨナラ」と言いそびれて、 タイミングを逃して、言えなくなった。キライになったわけじゃない。 ただ、彼女より好きな人ができただけ。 傷つけたいわけじゃない。 もう、彼女への熱を失くしてしまっただけ。そんな僕の心変わりに気づかず、 彼女はにっこりと僕に微笑む。 何も知らずに、何も変わらずに。 だから、言い出せない。泣かせたくはない。 今も、その笑顔を可愛いと思うから。 切り捨てたくはない。 今も、ふたりの日々を愛おしく思うから。優柔不断な僕は、 今日も何も告げられないまま 明日も彼女の隣りにいる...
ことばや
2022-07-22T15:11:54+09:00
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圧倒的な歌唱力と声量! 私の中の最強シンガーのお一人です
https://www.kotobaya.com/146040.html
こちらも久々の更新となります。 自称「昭和歌謡の会会長」のいとうが 昭和歌謡を取り上げて ウダウダ言うだけのブログです(笑)本日の曲はこちら! 言わずと知れた(え、知ってるよね?) 1971年、第13回レコード大賞受賞曲です。作詞:阿久悠、作曲:筒美京平 ヒットメーカーふたりの強力タッグなのだから 名曲なのは間違いない。 それに加えて、尾崎紀世彦の あまりにも圧倒的な歌唱力!! 一度聴いたら、もう絶対に忘れられない 記録にも記憶にも残りまくりな名曲です。ちなみに、 私の中で最強のシンガーは4人お...
ことばや
2022-07-21T15:15:46+09:00
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Travis JapanのAGTでのパフォーマンスにジャニーズの底力を見た
https://www.kotobaya.com/146004.html
久しぶりのブログです。 マメに更新できない病気を そろそろ克服したいです。さて、言いたいことは もうタイトルで全部言っちゃったんだけど(笑) もうちょっと語ってみたいと思います。 いま巷で話題になっているTravis Japan。 あのAGTに出場してめっちゃブレイクしているらしい。 偶然、YouTubeのレコメンドにあがってきたので 軽い気持ちで観てみたら…衝撃的だった!歌もダンスも、上手いとは思う。 けれど、そのスキルや技術だけを言うなら、 彼らより上の人はいくらでもいる。 ま...
ことばや
2022-07-20T12:41:49+09:00
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3行小説 第785回
https://www.kotobaya.com/145199.html
「ようこそ」と、男が微笑んだ。陽の光が一切届かないこの場所で。ここは、細い路地の突きあたり。振り返っても戻る道はもう見えない。ニンマリと弧を描く口元が、暗闇でやけにはっきりと焼き付いた。
ことばや
2022-06-20T14:32:29+09:00
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3行小説 第784回
https://www.kotobaya.com/145164.html
「大丈夫か?」と聞かれて、意味がわからず首を傾げる。あなたは困ったように視線を外し、小さく「ごめんな」とつぶやいた。その指を濡らした雫を見て、私は自分が泣いているのだと知った。
ことばや
2022-06-19T16:24:14+09:00