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ペナントレース終了。たった1つのマジックを消せなかったのはなぜ?

10月2日(日)
パ・リーグの2022年のペナントレース
全日程が終了しました。

まずは、
オリックス・バファローズの皆さん
2連覇おめでとうございます!!

終盤、直接のライバルに対し、
3連勝で圧倒したこと、お見事でした。
相手にマジックが点灯しようと、
そのマジックが1になろうと、
自分たちを信じて勝ち続けた。
その気持の強さ、さすが前年王者です。
まさに、勝つべくして勝った。
そう思います。

まあ、終盤でオリ様に3連敗を期し、
マジック1を減らせずに敗退したのは
オイラが応援するチームなんですけどね(苦笑)

巷では、いろいろな方が
ホークスの敗因を分析されています。
専門的なことはプロの方々にお任せして、
ここからは、オイラの独断と偏見で語ります。
え、いつものこと?
否定はしない。その通りだw

選手がどうとか、
監督の継投策がどうとか、
んなことじゃないんだよ、敗因は。

ただひとつ。
ベンチでチームを鼓舞する人がいなかった。
これに尽きると思う。

10月1日のライオンズ戦も、
2日のマリーンズ戦も、
ホークスベンチはまるでお通夜だった。
誰も彼も重苦しい表情をしていて
笑顔を見せる選手はいない。
特に、マリーンズ戦は
先頭打者ホームランで先制して、
主砲のホームランでリードを広げ、
勝っていたのに、
回を追うごとにベンチは重くなっていった。
見えないプレッシャーに
ベンチ全体が飲み込まれていくみたいに。

画面越しにベンチの様子を見ていて
「あぁ、これはあの頃のホークスだ」
と思った。

ペナントを制してもことごとくCSで負け、
短期決戦に激弱かった頃のホークス。
みんなが悲壮な顔をして、
いろいろなものを背負い込んで、
ガチガチに固まっていた
あの頃のホークスにそっくりだった。

何年もCSで負け続け、
ファンもすっかりやさぐれていたあの頃。
その呪縛を解き放ってくれたのは、
FAでホークスに来てくれたうっちーだった。

これは勝手な憶測だけど、
うっちーは勝つことに飢えていた。
ペナントを制した喜びは、
ホークスに来て初めて味わえたものだった。
だから、うっちーはCSを恐れなかった。
ただただ、優勝の喜びと、
その先へと進める高揚感で突き進んだ。
…のではないかと。

CS恐怖症に凝り固まっていた他の選手も
うっちーに引っ張られ、ベンチも変わった。

声が出るようになった。
得点をすれば、笑顔が弾ける。
子どもみたいにはしゃぐ選手たちが
ベンチのムードを変え、
試合の空気を自分たちに引き寄せていった。
そこから、ホークスは強くなった!!!

というのが、まあ、
オイラの勝手な妄想である。

この妄想に
今のホークスの状況を当てはめてみれば、
欠けているピースは明らかだ。

昨年のけーぞーさんの移籍。
そして、今年のまっちの退団。
ベンチを鼓舞する選手がいないのだ。
ついでにいうなら、
まっちの後継者だとオイラが勝手に思っている
くりりんも、今シーズンはいない。
彼がシーズン序盤で怪我をし、
1年を棒に振ったのも
今思えば、優勝を逃すフラグに思えてくる。

すべて勝手な妄想だけど、
まっちのような存在はチームに絶対必要。
以前、ムネリンがメジャーへ行くときに
王会長が
「川崎が抜けるのが一番痛い」
と発言したと聞いた。
ムネリンの打撃や守備はもちろん、
王会長はムードメーカーとしてのムネリンが
ホークスに必要だと気づいていたんだと
オイラは勝手に思っている。

来年はくりりんが戻ってくる。
だから、ベンチのムードは今よりは良くなる
かもしれない。
けれど、くりりんひとりに
それを背負わせるつもり?
今のメンバーの中で
「オレに任せろ!」
って言える人はいないのかな?

今のホークスがCSを勝ち上がるのは
かなり難しい。
マジック1で迎えた2試合の時のように
重苦しいベンチのままなら、
3位のライオンズにすら勝てないかもしれない。

このまま
あの頃のホークスに戻ってしまうのか。
強かった、明るかった、頼もしかったホークスを
思い出してくれるのか。
週末からのCSで見届けたいと思う。

最初はオリ様に敬意を払って
ちゃんと「です」「ます」口調だったのに
ホークスの話をし出した途端、
紋切り口調に変わっとるww
気持ちって文章に出るんだなぁ。