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第4回「俳優・神木優くん」Vol.5

“悪役希望! でも、ラブストーリーも大歓迎!?


すっかり忘れかけていたコーナーが、久々に帰ってきました()

4回となる今回のゲストは、俳優の神木優くん。

初プロデュースに挑んだ舞台を終えたところを襲撃()しました!


――さて、これからの神木優はどうなっていきますか?

「どうなるんでしょう?()

――あ、逆に聞いちゃうパターン?()

「やってみたいことはいろいろあるんです。今回の流れで言えば、ひとり芝居もやりたいし」

――そうそう。今回の舞台は、ひとり舞台への大いなる第一歩、ですもんね。

「企画はもう考えてあるんです。ただ、僕には脚本が書けないので、そこさえクリアできれば」

――じゃあ、ひとり舞台の実現もそう遠くはなさそうですね。

「うーん…来年くらい? だといいなと()

――次にやる時も、今回みたいにバラエティ豊かにするのかな?

「共通のテーマで、というのもやってみたいですけど、それには綿密な打ち合わせとか、作りこみとか、かなり時間がかかると思うので難しいかなと。今回の舞台はたしかにバラバラのブツ切れではありましたけど、いろんな面が見せられたのはよかったと思うので」 

――こんなこともできるんだ、神木優…って感じ?

「そう思ってもらえたらうれしいです。というか、そう思ってもらえるように精進します!」

――さすがマジメだ()。ひとり舞台以外の目標は?

「やっぱり、映像の仕事ですね。映画やテレビ、映像でも顔と名前をもっと知ってもらいたいです」

――売れっ子になると、逆にやりたいことができなくなることもあるんじゃ?

「そういう面もあるでしょうけど、今よりはいいかなーと。そのためにも、自分でやれることを精一杯やっていきたいですね」

――たとえば、やってみたい役とかはあるのかな?

「アブナイ奴()。病んでる役とか、殺人鬼とか、役でしかできないキャラクターを演じてみたいです」

――そんなうれしそうな顔で、病んでる役とか言っちゃいますか()

「たとえば、爽やかな人とか、酔っぱらいとかなら、役じゃなくてもできるじゃないですか。せっかく役者になったんだから、普段は絶対にできないような役を演ってみたいんですよ。一番演りたいのは、マクベスなんですけど」

――あぁ、たしかにアブナイ役かも()

「それと、“オセロー”のイアーゴも好きなんです。ああいう悪役にも憧れますね」

――普段の爽やか系()な神木優からは想像できないかも。

「突き抜けたいって思います。役でも内容でも、やり過ぎなくらいの方がきっとオモシロイし」

――最近、テレビも映画も自主規制が多くて、なかなか突き抜けたモノが生まれにくいよね。

「そういう意味では、舞台が一番自由なのかもしれないですけど、たとえば、恋愛ストーリーでも、突き抜けることはできると思ってるんで。韓流とかってそういう感じだからヒットしたわけですよね」

――もう、ベッタベタに甘~いラブストーリーとか? うわー、想像できない()

「なんでですか()。ラブストーリーだってなんだってやりますよ!」

――じゃあ、今年の神木優の目標は“突き抜ける!”ってことでいいのかな?

「はいっ。今年に限らず、それでいきたいと思います」

――ベタ甘ラブストーリー、楽しみにしてますねー。

「そこだけ食いつかないでくださいよ()

――神木優くん、ありがとうございました。

「こちらこそ、ありがとうございました!」

 


神木優(かみき・ゆう)

俳優。1981年大阪生まれ。O型。

大阪でモデル、舞台を経て、テレビドラマや映画の仕事をするために23歳で上京。テレビに映画、舞台、朗読など、ジャンルを問わずチャレンジを続けている。プロとしての活躍経験もあるマジックを特技とし、調理師免許やWEB解析士、ルービックキューブ検定など、多彩な資格も持つ資格ヲタでもある。

主な出演作:「天地人」(NHK)、「花嫁のれん12」(東海テレビ)、「Keynote」(主演映画)、「VitaminZ(舞台)など

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