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リアルタイムの記憶はなくてもフルコーラス歌える不思議

花の首飾り/ザ・タイガース

花の首飾り

火曜日は、昭和歌謡についてダラダラ語ります。

どういうわけか、いとうがパーソナリティを務める
『まきかよの言いたいホーダイ ピーパー横丁』
というラジオ番組がございまして。
その中のコーナー「やっぱり大好き! 歌謡曲」
でかけた1曲をピックアップして、
まあ、ラジオの延長線的な感じで
アレコレ書いていこうかと思います。

 

さて、昨日(2020年12月14日)のオンエアでは、
ザ・タイガースの『花の首飾り』をかけました。
今回はゲストさんがいらっしゃっていたので、
リクエストという形でいとうのセレクトではなかったのですが。

うん、だってさすがにリアルタイムで記憶はないぞ、ザ・タイガース。
とはいえ、懐メロ番組とかでよく見ていたので、
ちゃんとフルコーラス歌えたりするんだけどね。
いや、別にカラオケとかで歌ったりはしないけど。

そんなことはどうでもいいか。

 

実はこの『花の首飾り』、
元々はシングルのB面だったようです。
あーえーと、シングルとかB面とかがわからない人は
…ググってくださいww
昭和歌謡の話をするときには、
割とよく出てくるワードなので何度も説明するのは…ね。

とまあ、ともかくB面だったんですって。
それが発売してみると、
トッポこと加橋かつみさんが初めてボーカルを担当した
『花の首飾り』の人気が高く、A面に格上げされた
…というエピソードがウィキペディアに載っておりました。

 

では、元々のA面はといえば、
ジュリーがボーカルの『銀河のロマンス』!
タイトルからして香ばしい。

いや、ザ・タイガースの代表曲を並べてみれば、
『僕のマリー』に『モナリザの微笑』、『君だけの愛を』と、
どれも香ばしいんですけどね。

ちなみに、ジャケ写をググってみたら、
これもまた香ばしかったよ。
さすが昭和! ビバ昭和!

そして、ジャケ写に映ったメンバーのアニメ感がすごい!
メンバーの呼び名がアレですから、さもありなんですが。
タロー(森本太郎さん)、シロー(岸部シローさん)
あたりはまあ、ありがちですが、
ピー(瞳みのるさん)、トッポ(加橋かつみさん)
になるとオヤっ?となりますよね。

さらに、サリー(岸部一徳さん ※当時は岸部修三さん)、
ジュリー(沢田研二さん)までくると、完全にアニメの世界です。
たしかに、60~80年代のジュリーは
ヘタな少女漫画のキャラより美しかったですけどね。

グループサウンズの呼び名については、
改めて考察してみたいなぁ(脱線w)。

 

さて、話を『花の首飾り』に戻すと、
へぇ~っと思った点がもうひとつ。
作詞をしたのが、一般の女子高生だったということです。
いわゆるアイドル雑誌『明星』で一般から歌詞を公募して、
13万通を超える中から選ばれたのだとか。

 

そう言われてみると、歌詞が堅め。
こなれたプロのことば選びやことば遊び的な要素がないなぁ、
と改めて感じます。
でもそれが、まろやかなメロディと相まって、
とても不思議な世界観を描き出している気がしますね。

現実と童話の境目を行ったり来たりする感じ?(←伝わりにくいわっw)

 

ということで、来週も火曜日は、
昭和歌謡のお話を書いていきます。
お楽しみに!(してくれる人がいるのだろうか?)