トップ  > やっぱり大好き! 歌謡曲  > モテない女子の切なさを歌わせたら、この人の右に出る者なし!

モテない女子の切なさを歌わせたら、この人の右に出る者なし!

「あばよ」研ナオコ

研ナオコ「あばよ」

さて、昨日はラジオ
「まきかよの言いたいホーダイ ピーパー横丁」
ON AIR日でありました。

その翌日のブログは、
ラジオのコーナー「やっぱり大好き! 歌謡曲」の
延長戦をお送りするのが恒例です。

って、まだ2回目ですけどね(笑)。

 

昨日は研ナオコさんの「あばよ」を
ピックアップいたしました。

実は、同じ研ナオコさんの「窓ガラス」を
かけようと思っていたのですが、
あいにくラジオ局のデータベースの中に見つからず(泣)、
急遽、「あばよ」に差し替えたというウラ話も。

まあ、それはそれとして。

 

「あばよ」は、中島みゆきさんが
研ナオコさんに書き下ろした一曲。

この曲の前に発売された「LA-LA-LA」で
初コンビを組んだ2人ですが、
中島みゆきさんが自分以外の歌手に
楽曲を提供したのはこのときが初めて。

実は、「あばよ」のほうが
先にできあがっていたらしいですが、
もろもろの事情で発売は
「LA-LA-LA」のほうが先になったのだとか。

この2曲を皮切りに、
中島みゆき&研ナオコによる名曲が
いくつも生み出されることになりますが、
その原点としては、
「LA-LA-LA」より「あばよ」のほうが
ふさわしい気がします。個人的には。

お互いがお互いの世界観を引き出し合っている
というか、
なかなかに絶望的な歌詞と静かなメロディが、
ちょっとかすれ気味な声とピタッとはまるんですよ。

「たしかにこれは、研ナオコのための曲だ!」
と確信します。
あの切なさ、苦しさ、哀しさ、滑稽さを歌えるのは、
たぶん彼女だけだなぁと思うわけです。

 

「LA-LA-LA」、「あばよ」の後、
「かもめはかもめ」、昨日かけたかった「窓ガラス」、
「みにくいあひるの子」、「ひとりぽっちで踊らせて」、
「ふられた気分」

と名コンビによる楽曲は
シングルだけでも7曲リリースされていますが、
どれも、泣ける。
モテない女子なら、なおさら泣ける。
片想いしている人、
フラれた人の心を容赦なくえぐってきます。

でもねぇ~、そこがまたいいんですよね。
あ、いや、別にマゾとかじゃないっすよ(笑)。

 

個人的には、「あばよ」のB面に収録されている…って、
イマドキの人にB面って言って通じるのか?
通じない?
カップリング曲って言えばわかるかな?
え、これも通じない?

まあ、いい。ともかく「あばよ」と一緒に
収録されている曲だと思ってくれ。
そのB面の「強がりはよせよ」がすごく好き!!

これは、モテない女子ソングとは
ちょっと趣きが違うんだけど、
でも、心にグッとくる。
一人カラオケでは必ず歌う一曲です。
人と一緒に行く時に歌わないのは、
確実に盛り下がるから(汗)
あと、古くてついてきてくれる人がいないから。
空気はちゃんと読みますよ(笑)。

 

中島みゆき縛りを解いてみても、
「愚図」(阿木燿子&宇崎竜童)、
「泣かせて」(小椋佳)、
「六本木レイン」(売野雅勇&吉田拓郎)などなど、

研ナオコが歌う曲はやっぱり
モテない女子の切ないソングが多い。そして、名曲揃い!!

ぜひぜひ、皆さんも一度、
研ナオコ切ないワールドに足を踏み入れ、
いや、耳を傾けてみてください。
きっとハマります(笑)。