トップ  > 勝手にレビュー  > 気をつけろ。それは、福田作品だ。

気をつけろ。それは、福田作品だ。

映画『新解釈・三國志』

新解釈・三國志

先日、観に行ってきました。

三國志にひとかけらも興味がなく
その内容もほとんど知らない私。
じゃあ、何で観に行ったんだと言われれば、
「面白そうだから」だ。

ちなみに、公式サイトはこちら

 

期待は概ね、裏切られなかったのだけど、
これ、絶対に確実に
『三國志』ファンに怒られるヤツだ。
そういう意味では、おそらく酷評の嵐だろうな。

まあ、新解釈にもほどがある(笑)。
英雄たちの描き方にも悪意はないけど、
悪ふざけがすぎる。個人的にはキライじゃない。

これから観に行こうと思っている人、
特に『三國志』ファンの方や
何かしら思い入れのある方は、

福田雄一監督が脚本・監督をしている

ということをよくよく考えたほうがいい。
まともに描くわけないじゃん。
悪ふざけするに決まってるじゃん。

酷評するほうが無粋なんです。
史実とか英雄とか、重厚さとかカッコよさとか、
福田作品にそういうのを求めちゃいけないんです。

気をつけろ。それは、福田作品だ。

これを肝に銘じて、
納得した人が観に行ってください(笑)。

 

個人的には、冒頭とラストに
大学教授っぽい感じで西田敏行さんが出てきて、
解説らしきことをするのが
かつてフジテレビで深夜に放送されていた
『カノッサの屈辱』を彷彿とさせてニンマリ。

あの頃のフジテレビは面白かったなぁ。
特に深夜。
と、思わず遠い目になってしまった私は悪くない。